プロフィール
名前 | 小松美羽 |
英語表記 | Komatsu Miwa |
生年月日 | 1984年11月29日 |
出身地 | 日本(長野県) |
最終学歴 | 女子美術大学短期大学部 |
八百万神の概念や神獣、死生観などといった日本の伝統的な文化に、現代的な芸術感を融合させた独自の表現を特徴とする現代アーティスト。特に狛犬をモチーフとした作品で有名。香港、イタリアをはじめとして海外にもファンが多い。
代表的な作品
- 「新・風土記」
- 「天地の守護獣」
活動歴
大学入学後に銅版画の制作を始め、在学中に制作した作品「四十九日」が高い評価を受ける。
その後、銅版画のみならずアクリル画や焼き物への絵付けなども手掛け、現代アーティストとして制作の幅を広げる。
2014年、出雲大社に絵画「新・風土記」を奉納。
2015年、石原和幸氏とのコラボで手掛けた有田焼の狛犬「天地の守護獣」が評価され、大英博物館に永久所蔵される。
2018年、福島ビエンナーレ大山忠作美術館にて「小松美羽展~祈り~」を開催。第一回金獅子狛犬賞を受賞。
2020年、「24 時間テレビ」でチャリTデザインを担当。
2021年、THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2021で《 NEXT MANDALA− 魂の故郷》を発表。
主な受賞歴
- 銅版画作品「ちょんこづいてた頃」が2004年度女子美術大学優秀作品賞を受賞、2006年度日本版画協会の版画展に入賞
- 銅版画作品「生死」が2005年度女子美術大学優秀作品賞を受賞
- フランス老舗製紙メーカーであるCANSON財団が開催したPRIX CANSON2013に日本代表として選出され、世界ファイナル39人にノミネート
- VR映像作品《祈祷= INORI 》が第76回ヴェネツィア国際映画祭のVR部門コンペティション作品に正式招待
主な個展
- 2012年「画家・小松美羽 ふるさと坂城を描く~神ねずみと唐ねこさま~」(長野県・坂城町鉄の展示館)
- 2012年「画家の原点回帰〜ウガンダ〜」(オリンパスプラザ東京、大阪)
- 2012年「小松美羽展 信州からの覚醒と神秘~原点~」(長野県・北野美術館別館 北野カルチュラルセンター)
- 2014年「えほん 誰も教えてくれなかった!小松美羽展」(東京・彩鳳堂画廊)
- 2017年「小松美羽展 神獣〜エリア21〜」(東京・紀尾井カンファレンス)
- 2017年「小松美羽展〜神獣の世界〜」(台湾・Whitestone gallery Taipei)
- 2018年「大和力を、世界へ」(東京・日本橋三越)
- 2022年「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」(神奈川・川崎市岡本太郎美術館)
作品・著作
2022年に開催した「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」(川崎市岡本太郎美術館)の展覧会図録を書籍化。
この展覧会はこれまでの画業を振り返る初の本格的な展覧会であり、図録には初期作品の銅版画や、ニューヨークでの経験による発展期の作品、開催年である2022年に制作された新作作品のほか、展覧会の展示風景も収録されている。
2018年に出版された作品集。子どもの頃の不思議な体験をベースとした狛犬や神獣、龍などをパワフルに描いた作品を収録。また、疾走感あるライブ・ペイントの風景も掲載されている。
2015年、海外向けに出版された作品集。初期の銅板作品から、アクリル画、墨絵、有田や焼灯篭などの立体作品、ライブペイントといった2015年までの最新作を網羅している。英語表記ではあるが、写真が豊富できれいなため、観賞用としておすすめ。
2014年に出版された自身初となる作品集。銅版画から始まり、ペイント、墨絵、ペン画から有田焼とのコラボレーションなど、ジャンルや国境も越えて作品を制作してきた小松美羽が自身で選んだ代表作108点を収録している。
さらに、過去・現在・未来について綴ったインタビューも掲載。
小松美羽が自身の人生観について語った書。彼女の価値観や考え方が明らかになる1冊。